「この痛みはどこにいったらいいのだろう?」と悩まれることが多いのではないでしょうか。ここでは整骨院と整体院の違いについてご説明いたします。
まず、整骨院と接骨院は名称の違いだけで全く同じものです。床屋と理容室、美容院と美容室くらいの呼び方の違いだけであり、整骨院と接骨院は業務内容や資格についても全く同じものになります。
【資格】
整骨院:柔道整復師(厚生労働大臣免許:国家資格)
整体院:資格なし(民間資格)
整骨院と整体院の違いは資格の有無が大きいです。
柔道整復師は国家試験に合格した有資格者ですので、解剖学・生理学・運動学・病理学・一般臨床医学・外科学・整形外科学・リハビリテーション医学などの最低限の知識を備えています。
対して整体院は民間資格となっており、各団体が与える資格の為に知識量に大きな差があります。また、資格がなくても開業できるために団体に属さず、知識や経験のないままに営業されている方も数多くいらっしゃいます。その為、ネットを見ていると明らかにおかしい内容の見解や施術を多く見かけます。
ここまでご覧になると整体院に対して不安な気持ちになるかと思いますが、実はそうとも言えません。近年、柔道整復師や理学療法士、医師の方が整体院を開業されているケースも増えてきており、整体院=無資格ともいえません。
【業務】
整骨院:骨折・脱臼・打撲・捻挫・挫傷に対する施術
整体院:整体による施術
整骨院の専門業務は怪我に対する施術です。骨折・脱臼・打撲・捻挫・挫傷の施術に対しては健康保険が適用され、1~3割の料金で施術を受ける事が可能です。肩こりや腰痛などの慢性症状に対しての施術は健康保険の適用はされません。一般的にあまり知られていませんが、整骨院は歪みの矯正や慢性疾患に対する施術は本来専門外なのです。
対して整体院の業務は整体による施術です。保険の適用は勿論できませんが、歪みの矯正や慢性疾患に対する施術が専門です。
しかし、整骨院の先生である柔道整復師も臨床を通して慢性症状を扱うことは多く、その知識や経験が施術に活かされています。その為、急性の症状に対しての保険施術~慢性の症状に対しての自費施術まで幅広く対応してくれるのは整骨院といえます。その半面、マッサージや電気療法による症状の緩和が目的となる為になかなか改善せず、頻繁かつ継続的に通院する必要性があります。
【当院の資格と業務】
私の資格は柔道整復師です。整骨院なので専門は骨折・脱臼・打撲・捻挫・挫傷の施術になります。しかし、それ以上に慢性症状に注力し技術の研鑽と臨床経験を積んできました。
当院の施術は、柔道整復師の知識に裏付けされた神経・筋・関節・内臓・頭蓋の調整と、カイロプラクティックによる頚椎・胸椎・腰椎・骨盤の矯正です。施術の目的は症状の緩和ではなく、根本的な改善を目的としています。
つまり当院は、整骨院の強みと整体院の強みを掛け合わせた院と言えます。